07
2016

Roland αJUNO2

roland_alpha_juno1.jpg
DX-7発売当時、世の中も自分もDXの衝撃に打ちのめされ、生涯の友とも言えるほど使い込んだDXですが、その陰でひっそりとRolandから世に出たのがαJUNOシリーズでした。楽器屋で初めて触った感触は粘っこい音が出るなぁという印象。しかしDXと比べるとアナログシンセはどうしてもこもった新味のない音に聴こえてしまったものでした。そして皮肉なことにDXの大ヒットの影響で、αJUNO2はパネルからノブやつまみが消えパラメーターセレクト方式のまさにDXのエディット方式を踏襲したものとなり、デザインもDXを思わせる風貌になり、DXの偽物感が半端なかったのを今でも覚えています。最初の印象はそんな感じで決して良いものではありませんでした。
そして数年が経ち、神田神保町のすずらん通りの古道具屋で、αJUNO2と再会することになります。神田神保町のすずらん通りと言えば、当時は怪しい古道具屋が数軒あり、トランペットやサックス、アコーディオンに混じってシンセサイザーが売られている事を知っていた私は、神田の古本屋街を訪れると必ずすずらん通りの古道具屋を覗いて新しい楽器がないかチェックしていたものでした。そして5万ほどで売られているαJUNO2を発見します。電源を入れてもらって試奏した感想は、数年前の初めて触った時の印象とは異なり、ふくよかなアナログの音に一瞬で魅了されてしまいました。ただ、壊れていて音の出ない鍵盤があり、購入するので修理してくれと店主と交渉し、その場で5万払って購入。何と言うか自分の中の音楽の細胞(ゴーストじゃないですよw)が「買え」と囁く声にまさに突き動かされたように迷いはなかったです。
数週間後リペアされ整備された最高のコンディションのαJUNO2が手元に届きました。以来我が家ではベースの音を担うようになったαJUNO2は、DXと並んで私には無くてはならないシンセとなったのでした。

0 Comments

Leave a comment